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コクモウクジャク Diplazium virescens Kunze

主に太平洋側の暖地に分布するシダ。シロヤマシダに似ているとされるが、本種は葉柄基部に黒っぽい鱗片がやや密に付いているので、丁寧に見れば区別はあまり難しくないと思う。

とは言え、紀伊半島以南では多数の類似種や“型”があり、違いが微妙なものも多いので、識別は慎重にする必要がありそうだ。

アンカー 1
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この場所で標準的な形の葉。シロヤマシダよりも三角形の傾向が強い 2019.8.31

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スマートな葉。羽片の先端などが尾状に伸びている 2019.12.1

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葉裏の様子 2019.12.1

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葉裏のアップ。裂片の小脈が単状である傾向が強いが、絶対ではない 2019.8.31

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比較的深裂の個体 千葉県 2022.3.13

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大型でシャープな標本。これも変化範囲の1つの極だと思う。 千葉県産

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葉身の上部・裏側。 千葉県産

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葉身の中上部。 千葉県産

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葉身の中下部。 千葉県産

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葉身の最下部。 千葉県産

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葉柄基部。黒褐色の細長い鱗片がある。

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