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オキナワコクモウクジャク(三重県)
Diplazium okinawaense Tagawa

暖温帯〜亜熱帯に分布する大型のシダ。コクモウクジャクやニセコクモウクジャクに比べて、さらに南方系のものだと思う。

 

本種はコクモジャクに似るが、同じくらいの大きさの小羽片では切れ込みが深いので、コクモウクジャクを見慣れていれば違和感がある。小羽片の形だけで言えば、シロヤマシダに近い印象がある。

 

ソーラスがやや中肋寄りにつくのが特徴とされるが、変異が大きく、1枚の葉の中でも見る位置によってほとんど中間生だったりもする。あまり意識されていない気がするが、そんなものである。

 

葉柄基部の鱗片はコクモウクジャクのものよりも、若干明るいことが多い気がする。

アンカー 1
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岩上に根付いた株。コクモウクジャクの切れ込みを深くした感じ。 三重県 2022.8.28

上の写真と同じ株の葉 三重県 2022.8.28

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別の株 三重県 2022.1.8

ソーラスが中肋に寄っている 三重県 2022.1.8

基本的に中肋寄りなのだが、小さい裂片を見ると中間生の部分もある 三重県 2022.1.8

葉柄の鱗片は、コクモウクジャクに比べてやや幅が広く・色が明るいと思う 三重県 2022.8.28

葉柄基部の鱗片。結構明るい色をしていた 三重県産 2022.8.28

葉の全形 三重県産

葉身上部の裏側。ソーラスがやや中肋寄り〜中間についている 三重県産

葉身下部の裏側。小さめの裂片では、ソーラスがほぼ中間につくところもある 三重県産

葉柄下部〜基部。上の標本とは別だが、やはり鱗片の色が明るい気がする 三重県産

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